The Crystal Palace

万国博覧会を記念して作られたこの「鉄とガラス」の建造物は、低予算、工期の短縮、見ばえ、明るさ、使用後の解体まで計算しつくされた画期的なものであった。
そのアイデアは、温室と、大睡蓮の葉脈から生まれた。

ロンドン万国博覧会1851 (ハイド・パーク)
設計者パクストンは
ヴィクトリア朝の理念「労働と勤勉」を体現した
「たたきあげ」の庭師であった。

「水晶宮物語」 著者:松村昌家 発行所:株式会社リブロポート
水晶宮物語

ヴィクトリア朝の繁栄を象徴するこの万国博覧会開催の推進力の中心になったのが、ビクトリア女王の夫君のアルバート、そして水晶宮を設計したのが、庭師上りのジョセフ・パクストン…この取り合わせは、多くの技術者の夢への取り組みに対する励みになるものです。